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Kelloggでの、 心を振るわせるような出会いたち

 Kelloggに来て、一番良かったと思うのがこれ。これまで全く異なる道のりを歩んできた、人種も国籍も職種も学歴も何もかも異なる友達に、心を幾度となく動かされたこと。

 例えば、最初に英語に苦しんでた時に、『お前は大丈夫だ。だってGentlemanだから。時間がかかっても、絶対に俺はお前の話を最後まで聞くぞ。』って言ってくれたアメリカ人の親友。彼の心の優しさに何度涙が出たことか。僕が優れているとかってことは全くなくって、彼はLaw Schoolとのダブル・ディグリーを取得しながらKelloggをGPA4.0 (満点)で卒業し、さらにTop Student Awardまで受賞している人間。こんなに優秀で良い奴で、謙虚で人の辛さが分かる奴がいて、そんな奴らとずっと時を一緒にすごし、机を並べて学び、尊敬し合い、お酒を飲みながら夢を語り合うことができた。きっと彼とは、人生の色んな節目で連絡を取り合い、お互いの土地を訪れあい、その度にお酒を酌み交わし続ける関係になれたと思う。

 例えば、KWESTに一緒に行ったアメリカ人の友達。彼もメチャクチャに優秀なエンジニアリング・バックグラウンドの人間なんだけど、グループワークをするたびに、とにかく皆を褒める。間違いと分かってても褒める。そして、そのあとに自分のステートメントを述べて、皆を気持ちよく行くべき方向にリードする。ここまでに他人と心地良く働く経験ができるのか、と彼のリーダーシップに脱帽し続けた一学期間でした。

 そして、最後に、数多くの場面を共にしてきた日本人の友達たち。彼らからは、色んな形のリーダーシップを見せてもらい、また、色んな形のサポートの仕方を見せてもらった。日本人同級生からの学びもホントに大きかったし、今後も一生に亘って続いていくこの友情が、僕に素晴らしい刺激を与え続けてくれると確信しているんです。

 アカデミックも含めて学びは自分達で組み立てられるし、どうにでもデザイン可能なんだけど、それ以上にこんな人との出会いに心を動かされ、自分の向かいたい方向感が少しずつクリアになり、自分に足りないものへの意識が非常にクリアになったこと。これはMBAだからこそ得られた出会いだし、ホントにこいつに出会えてラッキーだったと思う出会いが数多くあったことに、心から感謝しています。

 さて、明日は帰国日。引越しの荷物の運び出しもほぼ終了です。あと2つくらい投稿してこのBlogはおしまいにしようと思います。
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by Jinan-bou | 2012-06-19 04:44 | Kelloggライフ全般