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卒業の足音

 がだんだんとリアルに聞こえてくる時期になってきた。会社の同期留学の先輩が一足早く卒業され、昨夜僕も親に卒業式の日程やら近所のホテルの情報やらをメールしていて、終わりが近づくのを感じるようになってきた。哀しいかな、2年ってホントにあっという間だな、と思う。

 2年間での変化という意味では、まだまだ期待値には程遠く届いていない。英語もそうだし、それより大事な将来の自分の絵姿をどう描くか、という意味でも。残り半年間目一杯この環境を楽しむなかで、もう一歩でも二歩でもこれに近づければ良いな、と思う。でも同時に、2年間で変化をするんじゃなくて、この2年間は変化のきっかけを与えてくれる時間なのかもしれない、とも思うようになってきた。

 多分、『自分はこうして生きていく』って決められた人のほうが少ないんじゃないかな。コンサルだったり投資銀行だったり、将来の自分のオポチュニティを広げられるところに進む人が多いのもそのせいかな、と妙に自分のなかでは納得感がある。

 他方で収穫。世の中のエリートと呼ばれる人達も、自分と同様に将来のキャリアについてトコトン悩み、模索しながら日々生きているって事実を知れたこと。たとえそれが自分でビジネスを起こしているアントレプレナーと呼ばれる人たちであってもそう。そして、その仲間達とあーでもないこーでもない、って半ば悩み相談、半ばディスカッションをしながら自分の進む道のりを、一歩進んでまた一歩下がったりしながら、少しずつイメージできてきたこと。決して一本道のキャリアを歩むことが良いってわけではないってことも知れた。これらは当たり前かもしれないけど大きな収穫。英語が下手クソでも、こういう話をしてくれる友達に沢山恵まれたことも、Kelloggに来られた収穫。一番大きな収穫はひょっとしたらこれかもしれない。

 決してデジタルに計りきれるものばかりがMBAの収穫じゃないな、と思う。こうした自分のなかでのマインドセットの変化をこれから半年間でどれだけ起こせるか、第四コーナーに差しかかった今、あらためて自分の課題として認識。

 さて、これから一発目の試験、Turnaround Management。一夜漬け感が結構強いけど、上手くいくといいなぁ...。
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by Jinan-bou | 2011-12-06 07:34 | Kelloggライフ全般